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培ってきた強みを活かして、
オンリーワン・ダントツ性能を追求しています。

大豊工業は、『深化』と『探索』をキーワードに、これまで培ってきた要素技術を活かし、新たな挑戦を続けています。すべり軸受を主力事業とし、これまでトライボロジー技術を基盤に軸受材料の研究・開発を進めてきました。

当社の強みである“材料開発から生産までを一貫して社内で行う体制”によって、ダントツ性能を備えた軸受をお客様にご提供してきました。私たちが取り組む『探索』の分野では、時代の変化に応じて材料開発の知見をさらに広げて、新たな領域でもオンリーワンの性能を追求しています。

すべり軸受材料に対するダントツ性能を目指す開発を『深化』させる一方で、
新たな電動化分野に向けて、当社の技術を活かした材料開発の『探索』も進めています。
深化(軸受材料)
  • 「高筒内圧エンジン用Bi合金オーバーレイ軸受」
    めっき技術
耐疲労性を向上させた滑り軸受「BP200」
  • 新型ディーゼルエンジン燃料噴射ポンプ用
    「高面圧対応 樹脂バイメタル軸受」
    樹脂複合材
樹脂バイメタル軸受「CF100」
探索(電動化材料)
  • 環境に優しい「電磁波遮蔽めっき」
    めっき技術
  • 放熱材料
    樹脂複合材

電気自動車の熱マネジメントの課題に対して、
材料技術で革新的な解決策を提供したい。

カーボンニュートラルをキーワードに、自動車業界はエンジン車から電動車へ急速に移行しています。当社は、この電動化の波の中でもオンリーワン技術を持つ製品を開発すべく、新たな材料の探索に取り組んでいます。

軸受で培った材料設計、分散技術、材料分析・評価のノウハウを駆使し、
絶縁樹脂に熱伝導性フィラーを分散させた放熱材料の開発を推進しています。

電動車の熱マネジメントは大きな課題です。高温下では、発電効率の低下や部品が劣化するリスクがあります。そこで私たちは、これまでの材料開発技術を活かし、新たな放熱材料の開発に挑戦しています。
例えば、軸受の樹脂コーティングでは、トライボロジー特性を高めるために固体潤滑剤を均一に分散させることが重要です。そのために材料設計,固体潤滑剤の分散、分析・評価等の技術開発を進め、固体潤滑剤の均一分散を達成してきました。放熱材料の熱伝導率を向上させるためには、熱伝導率のフィラーの分散を制御する必要があります。
私たちは、軸受材料で培ってきたフィラーの分散技術を放熱材料にも活用できると考えています。これまで培ってきた技術を基に新たな技術と組み合わせ、試作から基礎評価、実機評価、材料分析まで、一貫して技術開発に取り組むことで、新しい放熱材料の創出に努めていきます。

図.熱伝導率が高い放熱材料に変更した時のリアクトル温度低下の様子

常に専門性を追求し、当社の持つ技術と最先端技術を融合させ、次世代の革新を実現していきます。

金属から樹脂に至るまで、多様な素材を扱ってきた軸受材料開発の経験は、当社の材料開発における重要な基盤となっています。専門性を重視する当社は、産学連携を通じて最先端技術を積極的に取り入れ、革新に挑み続けています。
日々変化する自動車業界の動向を捉え、未来のニーズを見据えた材料開発を推進することで、お客様にとって不可欠な存在であり続けるため、チャレンジしていきたいです。